SDMapView

概要:

目的地までの行き方がわからない、このようなケースが頻繁にあるかと思います。そのためSimplifica Softwareでは、sca.SDMapViewユーザーコントロールを作成しました。
このユーザーコントロールは、GeneXusのSD Mapsユーザーコントロールと同じ機能を持ち、更に２つの地点を結ぶルートを地図上に表示することが可能です。

対象環境:

Android, iOS

機能: 

  • Grid上にある1つの地点しか選択していない場合は、デバイスの現在位置と選択された地点のルートを探索します。
  • Grid上に2つの地点が選択された場合は、1つめの選択地点を出発地、2つめの選択地点を目的地としてルートを探索します。
  • 出発地と目的地は簡単に入れ替えができます。
  • Google Placesサービスを利用して登録地点や目的地の選択が可能です。
  • 同じ出発地と目的地で複数のルートの選択が可能です。

ユーザーコントロールは、SD Mapsと同じプロパティを持っています。以下のものが設定可能です。

Google Places API Key (iOS)

Google Places Api Key (Android)

Google Places APIは、アプリケーションの識別のためAPIキーを利用します。APIキーは、Google APIコンソールで管理されています。利用にあたっては独自のAPIキーの取得が必要となります。APIキーの取得は次の手順を実施します。

  1. Google APIコンソール(https://code.google.com/apis/console)にアクセスし、あなたのユーザーIDでログインします。
  2. 初めてコンソールにログインした場合は、API Projectを作成します。画面上部に配置されているAPI Projectをクリックして新しいプロジェクトを作成するか、作成済みのプロジェクトを利用します。Google Maps for Businessを利用しているユーザーは、そこで使用しているユーザーで作成したプロジェクトを利用してください。
  3. Api Manager/Library画面でProyectを作成し、 Google Maps Android API リンクをクリックします。
  4. 左メニューのServicesをクリックします。
     
  5. Api Manager/Library画面に戻り、Google Places API for Android、Google Maps SDK for iOS、 Google Places API for iOSで同様の手順を実施します。
  6. MenuよりCredentialsオプションを選択し、Create Credentialsをクリックします。Api Keyオプションを選択すると Pop Up画面が表示されるので、Android Keyボタンを押下します。
     
  7. Credentials/Create Android API key画面が表示されます。createボタンをクリックすると、画面にキーが表示されます。
  8. iOS用のキーも同様の手順で取得してください。
  9. 約5分後に取得したキーが使用可能になります。
     

 

  • Location Name Attribute: ロケーション Attribute上のGeoロケーションに表示するtext項目です。

 

リテラル:

  • SCA_StartingPoint
  • SCA_EndPoint
  • SCA_Start
  • SCA_End
  • SCA_CurrentLocation
  • SCA_Route
  • SCA_NoRouteFound
  • SCA_CurrentLocationFailed
  • SCA_CurrentLocationFailedMsg

各リテラルの設定方法:

- SD Panelで次のようにコーディングを実施します。

Event 'Literals'

    &aux = "SCA_StartingPoint"

    &aux = "SCA_EndPoint"

    &aux = "SCA_Start"

    &aux = "SCA_End"

    &aux = "SCA_CurrentLocation"

    &aux = "SCA_Route"

    &aux = "SCA_NoRouteFound"

    &aux = "SCA_CurrentLocationFailed"

    &aux = "SCA_CurrentLocationFailedMsg"

EndEvent

 

 

- Folder ViewのCustomization\Localizationツリーで使用する言語を選択し、各リテラルに対応するLocalized Textを登録することでマルチ言語対応が可能です。 

- environmentプロパティで, Translation Typeにrun-timeを設定してください。

 

実行例: