概要:
scaProgressBarユーザーコントロールを使用するとGeneXusプロシージャの進行具合を表示することが可能です。
web panelから大量の処理を実施するプロシージャをCallすることは頻繁にあるかと思います。本ユーザーコントロールがリリースされるまでは、プロシージャの進行状況を把握することはできませんでした。本ユーザーコントロールでは進行状況の把握や、同時に複数の処理が実施されている場合のステータスを把握することが可能です。
対象環境:
Web
使用方法:
Web panelに設置すると、サンプルオブジェクトが格納されたフォルダーが作成されます。
Properties:
- Behavior properties
- UpdateProgressURL: (Runtime property) ステータスを返却するプロシージャです。 "scaGetProgress”プロシージャがサンプルとしてありますので、ご確認ください。
- SubmitProgressURL: (Runtime property/Optional) メッソッドがコールされた時にモニタリングをするためのプロシージャのURLです。
- Interval: "SetUpdateProgressURL” プロパティで指定したプロシージャと処理を確認するインターバル時間(秒数)を指定します。
- Visual Properties
- Height: Progress barの高さ
- Width: Progress barの幅
- BackgroundColor: Progress barの背景色 (defaultは白)
- FontColor: Progress barのfont color (defaultはグレー)
- Borders: 円形か四角形(defaultは長方形)
- ProgressColor: Progress bar color (defaultは緑)
Method:
- Start: Startによりコントロールが実行されます。”SubmitProgressURL"がロードされた場合もコントロールは実行されます。
Events
- OnComplete: プロセスが完了した際に実行されます。
バージョンアップ方法
バージョン1.3以前からアップグレードする場合は、以下の注意事項を確認してください。
version 2.0における改善点:
Effect効果がRefresh時に問題を引き起こすようUpdate メソッドをAjaxで実行するよう改善
IE9使用時のバグの修正
Width/Height 変更時のバグの修正
複数のweb panelにおいて、複数のプscaProgressBarを使用できるよう改善
Refresh時の問題を発生させないために:
Event "UpdateProgress"は、バージョンアップ後は使用する必要はありません。( 古いコードを使用する場合のみ使用してください。)
Update処理を実施する場合は、 "Procedure + Main + CallProtocol:HTTP" 処理を実施して、"HttpResponse" による返り値で進捗を取得するようにしてください。
詳細はサンプルをご確認ください。(サンプルは、User Controlに同梱されております。FormにscaProgressBarをドラッグするとyscaProgressBarフォルダーが作成されるので、その中のオブジェクトをご確認ください。)
実行例: